健康

インフルエンザの予防方法。症状と感染原因についても解説

毎年流行するインフルエンザ。高い熱が出て体中の関節が痛くなったり、頭痛や寒気がひどくなったり、つらい症状が起きます。また、インフルエンザは感染力が高いので、まわりの人に移してしまう可能性も。

そこで今回は、インフルエンザとはどのような病気なのか、原因や予防方法などについてご紹介します。

 

インフルエンザとは?A型・B型それぞれの症状

 

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる感染症です。インフルエンザウイルスが鼻やのどの上気道などの粘膜に付着することで感染し、発症します。通常、1週間程度で回復しますが、まれに重症化したり肺炎などの合併症を引き起こしたりすることもあります。

 

インフルエンザにはいくつかの型があります。そのうち流行しやすいのはA型・B型の2種類。これらは症状にも若干の違いがあります。

 

インフルエンザA型の症状

インフルエンザA型にかかると、以下のような症状が出ます。

 

・39度以上の高熱

・のどの痛み

・体の節々の痛み

・鼻水

・頭痛

・悪寒

 

のどの痛みや鼻水など、いわゆる普通の風邪とよく似た症状もありますが、インフルエンザA型に顕著なのは39度以上の高熱が出ることです。大人の場合、普通の風邪でこのような高熱が出ることはめったにありません。高熱が出た場合は、インフルエンザA型もしくはウイルス性の胃腸炎が疑われます。

 

インフルエンザB型の症状

インフルエンザB型にかかると、以下のような症状が出ます。

 

・39度以上の高熱

・のどの痛み

・体の節々の痛み

・鼻水

・頭痛

・悪寒

・吐き気

・下痢

 

A型と同様の症状に加え、吐き気や下痢などの胃腸症状が出ること多いのがインフルエンザB型の特徴です。

 

流行の時期

通常、12月から3月頃にかけて流行します。

なお、インフルエンザB型の流行時期はA型よりも遅く、2月くらいから感染者が増え始める傾向があります。

 

インフルエンザの予防方法

 

インフルエンザ予防は、ワクチン接種と日常生活での対策の二本立てで行うのが効果的です。

 

ワクチンによる予防

・インフルエンザワクチンの効果

インフルエンザワクチンには、かかってしまった場合の重症化を防ぎ、肺炎などの合併症を予防する効果があります。誤解している方も多いかと思いますが、「ワクチンを打ったからインフルエンザに絶対にかからない」というわけではありません。しかし、かかったとしても症状が軽くすみ、重症化を防げるというメリットがあります。そのため、小さなお子さんや高齢者、呼吸器や心臓などに持病のある方、その家族はワクチンの接種が推奨されます。

 

・接種時期

ワクチンの効果が出るのは、接種から約2週間程度経ってから効果は3ヶ月から5ヶ月ほど続きます。つまり、一回の接種でワンシーズンはカバーできるということです。

日本では通常、12月から3月にかけてインフルエンザが流行するので、11月中旬から下旬あたり、遅くとも12月中旬までの接種が望ましいといえます。

 

・ワクチンの種類と接種方法

ワクチンには、注射と経鼻噴霧の2種類があります。病院で接種が受けられますので、相談してみましょう。

 

日常的にできる予防方法

インフルエンザは人から人へと感染しやすい病気です。感染力が強いので、流行時は日常的に予防対策をすることが大事です。以下のポイントに気をつけましょう。

 

・流行期間は人混みを避ける

インフルエンザウイルスは感染力が高いので、思わぬところでウイルスをもらいかねません。人混み、特に密閉状態になる人混み(満員電車や換気の悪い場所)は避けた方が良いでしょう。

 

・マスクの着用

今は外出時にほとんどの人がマスクをつけているかと思いますが、インフルエンザの予防にもマスクは有効です。自身が感染しているときも、人にうつさないという意味でマスク着用がマナーと言えます。

 

・手洗いの徹底

流行時は、ウイルスが身の回りの至るところに付着している可能性があります。外から帰ったら必ず石鹸やハンドソープを使ってしっかり手洗いをしましょう。あわせてアルコール消毒も行うと安心です。

 

・加湿器などを利用して乾燥を避ける

ウイルスは、乾燥している環境で増殖しやすい性質をしています。また、空気が乾燥していると、鼻やのどの粘膜も乾きやすくなり、体の防御機能が低下してウイルスに感染しやすくなります。

部屋が乾燥している場合は、加湿器をつけるなどして湿度を一定に保つようにしましょう。部屋の湿度は50%以上に保つのが理想的です。

 

・免疫力を高める(睡眠・食事・運動)

インフルエンザに限らず、感染症へのかかりやすさにはその人の免疫力が関係しているといわれています。免疫力が高いと、体内にウイルスが侵入しにくくなるだけでなく、体内に侵入しても感染しにくくなります。

免疫力を高めるために、適度な運動習慣をつける・ストレスを溜めない・しっかり睡眠をとる・栄養バランスのとれた食事をとることを心がけましょう。これらはインフルエンザ予防の観点からだけでなく、健康的な体づくりの基本とも言える内容です。生活習慣の乱れや食生活の偏り・ストレス・睡眠不足・運動不足の自覚がある方は、ぜひこの機会に改善するように努めましょう。

 

なお、クロレラには、インフルエンザウイルス感染に対する抵抗性が増強しウイルス感染対応素材として臨床応用の可能性が示唆されています。下記の記事にて詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてお読みください。

 

「クロレラの投与がインフルエンザ感染モデルマウスに与える影響に関する動物試験の研究成果」

 

インフルエンザの原因。どうやって感染する?

 

インフルエンザの感染経路

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症します。インフルエンザウイルスは以下の経路で感染します。

 

・飛沫感染

感染者がくしゃみや咳・会話をして、飛沫とともにウイルスが飛び散る

別の人がウイルスを鼻や口で吸い込む

感染

 

★職場や学校・電車など人が多く集まる場所では、飛沫感染が発生しやすくなります。マスクの着用やうがい・手洗いなど、基本的な感染症対策が重要です。

 

・接触感染

感染者がくしゃみや咳を手で押さえ、手にウイルスが付着する

その手で物に触れて、ウイルスが付着する

別の人がその物を触り、ウイルスが手や指に移る

その手や指で鼻や口に触れる

感染

 

★接触感染は、公共施設のドアや電車の吊革・家庭のドアノブやスイッチなどで起こりやすいと言えます。周囲の物にふれたら手を洗う・アルコール消毒するなどの対策をすると良いでしょう。

 

インフルエンザにかかると重症化しやすい人とは

インフルエンザは、通常1週間ほどで症状がおさまり回復に向かいます。しかし、中には症状が重症化して肺炎や気管支炎・中耳炎・脳症などを発症する人もいます。以下のような人は重症化リスクが高いといえます。

 

・小さな子供

・高齢者

・妊娠中の人

・喘息のある人

・慢性呼吸器疾患のある人

・慢性心疾患のある人

・糖尿病などの代謝性疾患のある人

 

インフルエンザの治療法

 

インフルエンザの検査

急に高い熱が出た場合、発熱後12時間〜24時間以内、遅くとも28時間以内に病院を受診しましょう。インフルエンザが疑われる場合、まずは検査が行われます。検査方法はいろいろありますが、専用のキットで鼻粘膜を採取し、ウイルスの有無を判断する方法が一般的です。

なお、発熱から12時間以前に検査をすると、インフルエンザにかかっていても陰性の結果が出る可能性があります。検査を受けるタイミングには注意しましょう。

 

インフルエンザの治療方法

インフルエンザの治療は、抗インフルエンザウイルス薬の投与が一般的です。ただし、体内でインフルエンザウイルスが増殖してしまってからではあまり効果が期待できません。できる限り早期に治療薬を投与することが重要です。そういった意味でも、発熱から遅くても48時間以内に病院に行くことをおすすめします。

このほか脱水症状を起こしている場合は、点滴などを行うこともあります。

 

まとめ

毎年流行するインフルエンザ。高い熱や鼻水・のどの痛み・関節の痛みなど、辛い症状が予想されます。インフルエンザ予防には、ワクチン摂取のほか、手洗い・うがいの徹底やマスク着用・栄養のある食事・適度な運動・十分な睡眠など、日頃の生活習慣が鍵となります。今年はコロナウイルス感染症拡大の影響で、マスク着用や手洗いの習慣がついている方も多いかと思いますが、引き続き徹底していきましょう。